アメリカのノースカロライナ州ナグスヘッドに大西洋クロマグロを釣りに行ってきた。初日の船はシーノート、キャスティングとジギングでマグロを狙う。ポイントまでは、1時間30分前後で着いた。
ポイントに着くとベイトの匂いがした。魚の油みたいなものが水面に浮いていた。他船では、マグロがヒットし、やり取りをしているのが見えた。しばらくして、40cm前後の魚のベイトボールがあった。どうやらこの魚をマグロが捕食しているみたいだ。すぐに同船者がジギングでヒット!
最初はそんなに走らなかったが、ノーストップで一気に潜り、しかも余裕な泳ぎで、ラインを全部だしきった。マグロって恐ろしいと心底思った。
やっと良いナブラに遭遇、100kgオーバーのマグロがベイトボールに突っ込んで捕食してるのが見えた。
パッションズプロトロッド7フィートにステラSW30000(PE10号を470m)を付け、KZワークスのシュリーガーラ135gをナブラにキャスティング。着水して、ルアーがスキップして空中というか、着水するまでにマグロが喰った!同船者とダブルヒット!
ダブルヒットだったので、相手のラインを見ながらのファイトになった。一度ラインが交差したが、なんとかほどけたので一安心した。ダブルヒットの相手のほうがサイズが大きかったのだろうか、すぐにラインが残り少なくなり、勝負をかけ、ドラグを絞ったら、切れてしまったみたいだ。やはりマグロは恐ろしいほど強い。
シングルヒットになったので、自分のペースでファイトをする。ファーストラン、セカンドラン合わせて100mと少ししか走らなかった。しかし、サードランではスピードも距離も格段に違った。ステラSW30000の甲高いドラグ音が響き渡り、物凄い勢いで走っていく。一瞬にしてスプールが細くなっていくのがわかった。残りのラインが50m近くになった時は、もうあきらめかけて、思わず「もう無理だな、無理だな」と連発してしまった。
ドラグを締めて勝負するか迷ったが、止まる勢いではないと思ったので、一か八かの勝負でドラグを全開に緩めてみた。すると走りが遅くなった!止まった!?残り20m前後で再びドラグを締めて、勝負する。
何とか糸を回収できる。もう一度走られたら、今度こそラインがなくなるし、自分自身の心が折れる。必死に、本当に必死にラインを回収することだけを考え、体全身を使い、自分用に作ったロッドを信用して、リフトする。超超重いが、何とか体全体を使えば、このロッドで浮かせられる。気合と根性で400m一気に浮かせてきた。きっとこのロッドだからできたのだろう。よく曲がり、そして粘る。だからこそ浮かせることができたのだろう。勝負はついたと思っていたが。
残り30~50m前後でまた引き始めた!なんてマグロは強いだろうと心底恐ろしくなった。そう易々上がらないかぁ。マグロも元気がなく、勢い良く走ることがなくなった。しかし、じわじわラインが出ていくときが一番辛い、二度くらいロッドをまっすぐにして休もうかと思ったほど辛かった。
30~50mの距離を4回前後行き来していたが、その後すんなり浮いてきた。無事にキャッチ!ファイトタイムは60分、長かったようで短かった、本当に無心でマグロを上げることだけを考えてファイトした60分間だった。
この日のために努力してきたことを思い出し、感極まって涙が出てきた。本当に頑張ってきて良かった。キャプテン、クルー、同船者と祝福の握手をした。みんなに感謝であり、特に飲み物やアミノバイタルを飲ませてくれたり、写真や動画を撮ってくれたサンパイさんには感謝である。
実測で尾叉長で80インチ(203cm)、推定130kg。
キャスティングタックル
①パッションズプロト7フィート ステラSW30000番
よつあみキャストマン10号470mよつあみアブソーバー200lb(ナイロン)
②パッションズプロト7フィート ステラSW20000MAXスプール
よつあみフルドラグ8号400mよつあみアブソーバー170lb(ナイロン)
ジギング
パッションズプロト5フィート ステラSW20000MAXスプール
よつあみフルドラグ8号400mよつあみインフィニウルトラ30号(フロロ)
ルアー KZワークス シュリーガーラ135g
パッションズおにぎりペンシルプロト90g おにぎりジグ波動スライド180g
3月11日、友人が千葉県川津港新勝丸でヒラマサの15.3キロをキャッチしたそうです。素晴らしいです!おめでとうございます。そのほかに9キロを含み、合計で5匹のヒラマサを釣ったそうです。凄すぎです!
タックルはすべて、パッションズ スペンサー58Mに波動スライド150gの組み合わせだそうです。